骨髄提供と骨髄採取の方法

7.事前の健康診断

骨髄採取予定日の約1か月ほど前に、採取病院で内科医・麻酔科医などが、ドナーの健康状態を厳重にチェックし、安全な採取に備えます。

8.自己輸血用の採血

 骨髄液採取に伴う貧血を予防するため、あらかじめドナー自身の血液を必要量採血・保存しておき、骨髄採取時に輸血します。

9.骨髄提供では4~5日の入院

 実際の骨髄提供では入院が必要です。採取の前日から前々日に入院し、健康検査と医師等からの説明を受けます。通常、4~5日程度は入院することになります。

 

骨髄液採取は腰の骨から

 骨髄液の採取は、腸骨と呼ばれる骨盤を形成する大きな骨(腰の骨)に、皮膚のうえから専用の針を何ケ所(腸骨には左右数十ケ所)か刺し、注射器で吸引して行われます。採取は手術室でうつ伏せで行われ、採取する骨髄液量は、通常500ml~1,000mlで、採取時間は1~3時間ほどです。

※骨髄(背骨)に針を刺すことはありません。

 

骨髄採取は麻酔下で

 骨髄液は、原則として全身麻酔下で採取されますので、痛みは感じません。財団ではドナーの安全確保のため、骨髄採取は経験豊富な病院に限定しており、麻酔科医などによる厳重な安全管理下で行っています。

10.通常は採取後2~3日で退院

 採取後は鈍痛がしばらく残りますが、まもなく軽減します。通常は、採取の翌々日には退院し、日常生活に戻ることができます。コーディネーターが病院までお伺いし、痛みや健康状況について直接確認します。

ドナーの健康フォローアップ

 退院後は、定期的にドナーの健康状態について、コーディネーターより電話連絡などがありチェックされます。また、2~3週間後に健康診断が行われます。

■骨髄採取で、健康が害されることがないとは言い切れませんが、通常は速やかに回復します。

痛み 麻酔からさめた後、採取した場所(採取傷)が痛みます。痛みの程度は個人差がありますが、多くは鎮痛剤のみの投 与で翌日には軽減します。痛みが1~2週間続くことがあります。
発熱など 採取後、37~38度程度の発熱や喉の痛み、吐き気、全身の倦怠感などか出ることがあります。通常1~2日で軽快し ます。
針跡 体質によっては、皮膚に少し針の跡がのこる人がいます。通常は3~6か月ほどで針跡は消えます。