骨髄バンクQ&A

Q どのくらいの骨髄液を採るのですか?
A 患者さんの体重によって異なり、小児なら300mlですむこともあれば、大人の患者さんの場合は1,000mlを超えることもあります。骨髄採取量は、ドナーの体重ごとに基準が設けられており、全身の骨髄幹細胞の5%以下となっております。
 なお、骨髄幹細胞は自己複製能力をもっており、通常、骨髄は採取後1か月ほどで元の状態に戻ります。その間でも日常生活に支障がありません。

Q 骨髄提供に危険性はありますか?
A 骨髄採取で健康が害されないとは言い切れませんが、通常はすみやかに回復しています。骨髄移植のための骨髄採取は、1950年から1996年までに、全世界で6万件以上(国際骨髄移植登録調べ)行われています。その中で、骨髄採取に伴い、日本で1件海外で3件、あわせて4件の死亡事例が報告されています。
 骨髄採取は麻酔下で行われますので、通常の手術と同様に麻酔に伴い、非常に低い確率とはいえ致命的な事故が起きることがあります。最近では、麻酔の管理にモニター機器が導入され安全性は大幅に改善されています。

Q ドナー登録後、提供を断ることができますか?
A ドナー登録や骨髄提供は、あくまでも善意の自由意思によるものです。登録後も各段階ごとに提供意思の確認があり、その間ならばいつでも提供を拒否することができます。
 但し、ドナーになることの最終同意書に署名されますと、その後患者さんは移植に備えて化学療法や放射線療法により、骨髄を空にします。この時期に提供を拒否されると、患者さんにとっては致命的になります。最終同意後の提供拒否はできません。

Q ドナーは患者さんを選べますか?
A 骨髄バンク事業は、全て公平に行いますので患者さんを選ぶことはできません。

Q ドナーは患者さんと面会できますか?
A 骨髄バンク事業の公正な運営と、相互のプライバシー保護のため認めていません。但し、財団を通して個人が特定されない手紙の交換は可能です。

Q 骨髄提供で、ドナーの経済的な負担はありますか?
A 骨髄提供のための検査費用・入院などの医療費は一切かかりません。但し、ドナー登録手続きの際の交通費は、ドナー登録希望者の皆様にご負担いただいております。

Q 登録や提供時の休業補償はありますか?
A あくまでも善意に基づく骨髄提供ですので、登録手続や骨髄提供で仕事を休まれても、休業補償はありません。なお、公務員や一部企業で「骨髄ドナー休暇制度」が導入されているところもあります。

Q もし事故が起きた時、何か補償はありますか?
A 骨髄提供で、万が一の事故が起きた場合、最高1億円の補償制度があります。死亡時には一律1億円、後遺症の場合は、程度により300万円~1億円の補償です。

Q 登録後に、骨髄提供を断られることがありますか?
A ドナー登録時点で健康であっても、コーディネートや最終同意などで、ドナーの健康状況が確認されます。その段階で健康状態が適当でないことがわかると、骨髄提供をご遠慮いただくことになります。

Q DNAタイピングとは何ですか?
A HLAの遺伝子配列を調べる検査方法で、HLA型の精密な適合性を確認します。欧米ではすでに実施され、検査の精度アップと時間短縮に大きな成果を上げています。

Q HLA型は、どうして教えてくれないのですか?
A 骨髄バンク事業の公正な運営を確保するために、お教えしないことにしています。

Q 登録データは、他の目的に使用されませんか?
A 骨髄バンク事業以外に使用されることはありません。

Q 骨髄提供に、なぜ家族の同意が必要なのですか?
A ドナー登録者は成人ですから法律的には必要ありません。しかし、最終段階まで進んでもご家族の反対で、結局は提供できない事例が少なからずあります。骨髄提供では、ご家族のご理解が必要です。

Q 骨髄移植を望む患者さんは何人位いますか?
A 白血病などの病気は、毎年約6,000人が発病し、そのうち約2,000人が骨髄移植を希望しています。うち、骨髄バンクを通して移植を望む患者さんは、毎年1,000人~1,500人程度と予測されています。
その他ご質問がございましたら、(財)骨髄移植推進財団まで
お問い合わせください。  フリーダイヤル 0120-445-445