バンクの概要

1.住所等

  • 1)住  所:〒734-8551 広島市南区霞1丁目2-3 広仁会館内
  • 2)電話番号:(082)256-3523
  • 3)ファックス:(082)256-3522
  • 4)E-mail:

2.設立及び変遷

 当バンクは、平成2年に全国45番目のアイバンクとして発足し、平成5年には腎バンクを併設して献腎(心停止下での腎臓提供)移植の推進にも関与することとしたが、その後法律の改正に伴い、脳死下での心臓、肝臓、肺などの所謂多臓器移植にも間接的に関与する組織として活動。
 更に、平成16年になって、骨髄ドナー登録に係る業務にも対応できる組織として「ひろしまドナーバンク」と再度改名して、現在に至る。

  • 1)「広島県アイバンク協会」(平成 2年 6月)
  • 2)「ひろしま角膜・腎バンク」 (平成 5年 6月)
  • 3)「ひろしまドナーバンク」(平成16年 7月)

3.目 的(寄付行為第2条)

 献眼のあっせんを行い、視力障害者の視力回復に資するとともに、広く地域社会に対して角膜、腎臓、造血幹細胞(骨髄・さい帯血・末梢血)など移植医療に関する知識の普及啓発を図り、もって県民の健康及び福祉の向上に資することを目的とする。

4.事業項目(寄付行為第3条)

  • 1)角膜提供者の募集及び登録に関する事業        (寄附行為第4条第1号)
  • 2)角膜移植希望者の募集及び登録に関する事業      (寄附行為第4条第2号)
  • 3)摘出角膜のあっせん及び保存に関する事業       (寄附行為第4条第3号)
  • 4)移植医療機関及び摘出協力医との連絡調整に関する事業 (寄附行為第4条第4号)
  • 5)移植医療に係る調査研究に関する事業         (寄附行為第4条第5号)
  • 6)本バンク活動の啓発宣伝に関する事業         (寄附行為第4条第6号)
  • 7)献腎及び臓器移植の推進に関する事業         (寄附行為第4条第6号)
  • 8)造血幹細胞移植の推進に関する事業          (寄附行為第4条第6号)
  • 9)財政基盤強化のための募金等に関する事業       (寄附行為第4条第7号)
  • 10)献眼者及び献腎者の敬弔に関する事業         (寄附行為第4条第7号)

移植医療の概要

1.特 徴

医師及び医療従事者と患者或はその家族により成り立つ通常の医療と異なり、他者等からの代替臓器(移植する臓器)等の提供がないと成り立たない、極めて社会性の高い医療で、移植臓器が生着している限り、免疫抑制剤の投与が必要です。

  • ①同種移植=人の臓器等を人に移植するなど同じ生き物同士での移植
  • ②異種移植=豚等の臓器を人に移植するなど異なった生き物からの臓器を移植するもの。

2.種 類

提供時期により、「生体移植」「脳死移植」「死体移植」に分けられます。

提供時期 提供臓器 提供条件 提供場所
生前(生きている時) 血液、骨髄、腎臓、肝臓、肺等 献血、骨髄を除き、親族間での提供・移植が原則 血液センター、献血ルーム、医療施設等
脳死体(法的脳死判定後) 心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、眼球(角膜) 1)法的な脳死判定が実施されていること
2)本人の提供意思が不明の場合、家族の承諾で可脳
脳死判定が出来る臓器提供施設
(県内10施設)
死体(心臓死)
<ただし、腎臓・膵臓の場合は亡くなられる前にご連絡して頂く必要があります。>
腎臓、眼球(角膜)、膵臓 2)本人の提供意思が不明の場合、家族の承諾で可脳 腎臓・膵臓
 手術室のある医療施設
眼球(角膜)
 医療施設、自宅何処でも可

3.提供頂ける条件

 一応、年齢は目安ですが、次の条件に抵触する場合はご提供できませんし、これ以外の条件もありますので、ご提供時において最終的に摘出医師の判断によります。

  心臓 肝臓 腎臓 膵臓 眼球(角膜)
年齢
(目安)
50歳以下 70歳以下 70歳以下 60歳以下 制限無し
条件 ①器質的障害(移植に使用できない状態の臓器)
②全身性活動性感染症(敗血症など)
③HIV抗体(エイズ)、HTLV-1抗体(成人T細胞白血病)、HBs抗原(B型肝炎)、HCV抗体陽性(C型肝炎)=肝臓・腎臓の提供は可
④クロイツフェルト・ヤコブ病及びその疑い(欧州滞在歴などの確認)
⑤悪性腫瘍(例外:原発性脳腫瘍、手術後5年を経過し完治したと判断されたもの)
左記以外の原因不明の死、ライ症候群、白血病、悪性リンパ腫など(眼内悪性腫瘍以外の悪性腫瘍は対象)

4.意思表示の方法

 我が国では、アメリカ、ドイツなどと同様オプティング・イン方式(本人が生前、臓器提供の意思を示していた場合または家族が臓器提供に同意した場合、臓器提供が行なわれる方式)を採用し、ご本人の意思表示が不明な場合においても家族の承諾で臓器提供ができます。
 しかし、その際に家族の決断に迷いが生じることが多々あり得るため、ご本人が生前のリビング・フィルとして意思表示をしておくことが極めて重要です。
 具体的には次のいずれの方法においても提供意思を表明して頂くことが出来ますが、その意思を家族に伝えて頂くことが重要です。(但し、15歳未満の提供意思と知的障碍者の方の意思は無効です。)

  • 1)登録制ドナーカードを所持する方法。(アイバンクへの献眼登録など)
  • 2)臓器提供意思表示カードにより表明する方法。
  • 3)運転免許証、健康保険証で表明する方法。
  • 4)日記帳、遺言状などで表明する方法

5.脳死と植物状態の違い

1)脳死
 脳幹を含めた脳全体の機能が失われ、二度と元に戻らない状態を言い、その後でないと腎臓、眼球(角膜)以外の臓器はご提供頂けません。
○3つの脳死判定・・・・・一般的脳死判定、臨床的脳死判定、法的脳死判定
法律で定めた脳死判定基準

1)深昏睡(痛みや音などの刺激に全く反応しない)
2)瞳孔固定(黒目の部分が4mm以上で固定されている)
3)脳幹反射の消失(全ての項目の確認が必要)
4)平坦脳波(30分間記録)5)自発呼吸の消失 6)経過観察(6時間以上)

2)植物状態
 呼吸、循環などを調節し、生命維持に不可欠の脳幹の機能は存在している状態を言い、臓器提供の対象にはなりません。