腎臓に関するページ

1.腎臓ってどんな臓器?

どんなもの?

  • ・そら豆のような形です。
  • ・背中側に背骨を中心にして, 左右に一つずつあります。
  • ・成人の場合,直径10~12cm, 幅5~6cm,重さは120~200gです。
腎臓

主なはたらきは?

おしっこをつくります。

腎臓は,身体の中のいらないもの(老廃物など)を,おしっことして身体の外に排せつします。
そのほか,血圧を調整したり,赤血球や骨をつく る働きを促進したりします。

その他のはたらきは?

その他のはたらき

2.慢性腎不全ってなに

腎臓の病気が悪化して,腎臓の働きが 普通の状態の30%以下になると老廃物が体内に蓄積していきます。
病気が進行して,腎臓の働きが10%以下になると様々な症状がでてきます。
そのまま放置すると死に至る恐い病気です。

慢性腎不全

《慢性腎不全の症状》

慢性腎不全の症状

  • ・だるさ
  • ・顔色が悪い
  • ・呼吸困難
  • ・食欲不振
  • ・血が出やすい
  • ・頭痛
  •  
  •   など

3.治すにはどうしたらいいの?

治療法は?

 人間のからだには,日常の生活の中で機能が低下したり,事故や病気で機能を失ってしまうものが数多くあります。
 この時,機能の低下を他のもので補ったり,機能しなくなったものを交換して治療する方法は古くからありました。
 人工物では,めがねや入歯が一般的ですが,他人の身体の一部を使うものとして,皮膚や角膜などの組織の移植がこれまで行われてきました。

 最近では,人工腎臓(透析)の性能が向上し,腎不全の患者さんの延命に多大な効果をもたらしていますが,腎臓は非常に複雑な機能をもっており,機械で腎機能を完全に代行することはできません。
 本来の機能が低下していけば,患者さんはいずれ死亡してしまいます。薬剤や機械での治療方法に限界があり,健康な臓器を移植する(腎臓移植)ことが唯一の患者さんの命を救う根治療法なのです。

治療方法1) 人工透析

1)治療方法
腕の血管から血液を導き、人工腎臓の半透膜を用いて血液中の老廃物を除去し、浄化後の血液を腕の静脈に戻すとう方法で行います。

2) 治療時間
透析施設で週に2~3回,4~5時間かけて行うものと,透析液の入ったバッグを携帯して3~4時間おきに自分で交換するCAPD(腹膜灌流)があります。

3) 人工透析の問題点
最近は透析器の性能が向上し,延命期間が長なりましたが,時間の制約と透析による合併症は患者さんの生活に大きな負担となっているのも事実です。
また、現在の人工腎臓では,身体に不可欠な成分の流出や,本来の腎臓のもつ造血,骨代謝の機能までは補えないため,特に成長期の患者さんでは身体の生育が妨げられるなどの問題点もあります。

4) 根治療法
腎不全に対し患者さんの命を救う根治治療としましては、健康な臓器を移植する腎臓移植が唯一の方法となります。

人工透析

 

治療方法2) 腎臓移植

1)腎臓移植とは
腎臓移植は,腎不全の患者さんに第三者の健康な腎臓を移植して,健全な腎機能を与えるものです。
親族から提供してもらう生体腎移植,第三者の善意で死後に提供してもらう献腎移植があります。
腎臓は一人に2つあり,たとえ1つでも正常に機能していれば健康な日常生活が送れます。

2)腎臓移植の技術
腎臓移植の技術としては,提供された腎臓が移植を受けた患者さんの体の中で拒絶反応を起こさないように,白血球の型(HLA)を検査して適合する患者を選定するほか,最新の有効な免疫抑制剤を使用するなどの方法がとられ,移植後の生着率(移植された臓器が機能しつづける割合)も生存率(移植を受けた患者さんが生き続ける割合)も著しく向上し,もはや一般の医療として確立されていると言えます。

3)臓器提供について

献腎・献眼の方法

人工透析