財団について

理事長あいさつ

本バンクは、患者さんの目の健康を取り戻すための活動をはじめ、臓器提供の推進ならびに骨髄バンクのドナー登録および移植医療に関する普及啓発を行っております。移植医療は、医療関係者と患者さんだけで成り立つ医療とは異なり、第三者(提供者)からの臓器提供があって初めて可能となる社会性の高い医療です。視力を失うことは、日常生活に大きな不便をもたらすだけでなく、人生の楽しみや生きがいといった彩を奪ってしまいます。また、臓器の機能低下は、現在の医療技術をもっても生命を護ることが難しい状況を招くことになります。多くの患者さんの生命予後の改善、生活の質の向上を目標として、ライオンズクラブ、医師会、医療関係者のみなさまのご理解、ご協力とご支援をいただきながら、広島県、広島市の行政とともに活動を拡げています。
また広く県民のみなさまを対象とする啓発活動を通じて、移植医療の意味と価値について正しくご理解いただくとともに、みなさまの健康および福祉の向上に貢献できるよう移植医療の進歩に繋げていくことが、「ひろしまドナーバンク」としての使命であります。関係者一同、活動に更なる努力を行い、自他の生命の尊さ、自己の生き方、共生などから移植医療について考える機会が増えることを願っています。
公益財団法人ひろしまドナーバンク
理事長  小 林 正 夫

設立及び変遷

平成2年に全国45番目のアイバンクとして発足し、平成5年には腎バンクを併設して献腎(心停止後での腎臓提供)移植の推進にも関与する組織として改組し、その後法律の改正に伴い、脳死下での心臓、肝臓、肺などの所謂多臓器移植にも間接的に関与する組織となった。更に、平成16年に骨髄ドナー登録に係る業務にも対応できる組織として改組し、平成25年に公益財団法人に移行して現在に至る。
1)「財団法人 広島県アイバンク協会」
(平成 2年 6月)
2)「財団法人 ひろしま角膜・腎バンク」
(平成 5年 6月)
3)「財団法人 ひろしまドナーバンク」
(平成16年 7月)
4)「公益財団法人 ひろしまドナーバンク」
(平成25年 4月)

目的

この法人は、献眼のあっせんを行い、視力障害者の視力回復に資するとともに、広く地域社会に対して角膜、腎臓、造血幹細胞(骨髄・さい帯血・末梢血) など移植医療に関する知識の普及啓発 並びにその推進を図り、もって県民の健康及び福祉の向上に寄与することを目的とする。

事業項目

この法人は、前条の目的を達成するために、次の事業を行う。
(1)角膜提供者の募集及び登録に関する事業
(2)角膜移植希望者の募集及び登録に関する事業
(3)移植医療に関する知識の普及啓発に関する事業
(4)摘出角膜のあっせん及び保存に関する事業
(5)移植医療機関及び摘出協力医との連絡調整に関する事業
(6)移植医療に係る調査 ・ 研究に関する事業
(7)献眼・献腎・造血幹細胞移植並びにその他臓器移植の推進に関する事業
(8)その他前条の目的を達成するために必要な事業
公益財団法人
ひろしまドナーバンク
〒734-8551 広島市南区霞1丁目2-3 広仁会館内
TEL:(082)256-3523
FAX:(082)256-3522
Copyright © 2022 公益財団法人ひろしまドナーバンク All Rights Reserved.